ブラック企業大賞2014は「ヤマダ電機」。だけど真のブラック企業はここに出てこない極悪中小企業

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ブラック企業大賞2014というのが開かれて、大賞は若手社員の過労自殺が起きた「ヤマダ電機」が大賞を受賞した。
このブラック企業大賞は労務関係に非常に問題がある企業等をノミネートし、賞を贈るという皮肉的な賞である。


「ブラック企業大賞2014」はヤマダ電機が「大賞」。たかの友梨、すき家にも部門賞 | 水島 宏明

今回のノミネートは以下の企業・団体

株式会社 大庄(居酒屋チェーン「日本海庄や」)
JR西日本
株式会社 ヤマダ電機
株式会社 A-1 Pictures
タマホーム株式会社
東京都議会
株式会社リコー
株式会社 秋田書店
学校法人智香寺学園 正智深谷高等学校・ 株式会社 イスト
株式会社 不二ビューティ(たかの友梨ビューティクリニック)
株式会社ゼンショーすき家

 東京都議会がなんか「?」な気もしなくもないけど、他の企業は何かと労務関係で問題が発生しておりノミネートも仕方が無いと言ったところでしょう。

さすがに自殺者が出るような環境というのは、さすがにマズいと思うのは当然のことでしょう。

ただ社員数もそれなりに多いので、社員から自殺者が出てしまうというリスクを会社が持っているというのも考慮はしたほうがいいかもしれません。

でももっと根深いのは中小企業

ブラック企業大賞でノミネートされている企業は、マスコミ報道があるような有名企業であって一般的な中小企業はノミネートされにくい状況かと思います。

そこでふと思うのです。

ワンマンオーナーのブラック中小企業のほうがもっとエグいと・・・。

正直なところ中小企業の社員でも、やっぱり自殺者とか出ていると思うのです。

ただそれが新聞などのマスコミに掲載されにくく、何も無かったかのように処理されてしまうのです。

ワンマンオーナーに抗議をしたところで、ほぼメチャクチャな理論での反論が来るのがオチでしょう。

下手をしたら逆に訴えるぞと言ってくるくらいはありそうです。

なぜならば彼らは自分に「正義」があると信じているからです。

そして仮に訴訟をしても、案外キャッシュを持っていなくてお金を取ることができなかったということもあります。

こうなるとお手上げです。

中小企業のブラック度が見える仕組みの構築こそ急ぐべき

各中小企業のブラック度が見える仕組みがあったら、少しでも被害を減らすことが可能なのかもしれません。

ただ星の数ほどある中小企業からいちいちデータを取得するというのもなかなかの難易度です。

ただ離職率や平均勤続年数あたりはデータ化して公表すべきかもしれません。

しかし「辞めさせない」ブラック企業というのもあるので、これらのデータだけでは少々厳しいでしょう。

例えば退職者のコメントなんかが見えることができればベストですが、鬼のように怖いワンマンオーナーからの圧力に屈してしまうこともありそうです。

また匿名になるので、信憑性が疑われてしまいます。

そうなるとなかなか難易度が高いわけでありますが、少なくともハローワークあたりはそれらに関する情報というのを求職者に開示すべきであります。

有名なブラック企業に就職するよりも、無名のブラック企業に就職する人のほうが多いのですから。

ブラック企業は無くならない

ブラック企業が無くなることというのは絶対的に無いと思います。
我々ができることというのは、いかにしてそこを回避していくかということです。

回避するためにはやはり情報というのが最も大事であり、その情報の信頼度という要素が極めて重要となります。

そしてその情報を取り扱う権限があるのは、やはりハローワークになると思うわけです。

求職者が長く仕事ができるようにするためにも、ハローワークは企業が書いた「いいところ」だけを掲載せずに「負の部分」の情報を掲載すべきです。

 

永遠に終わらないであろうブラック企業問題ですが、やはり自殺をしてしまうような悲劇だけは絶対に避けたいです。

命を守るためにも「この会社にいることが自分にとってプラスになるのか?」と自問しながら働くのがいいのかもしれません。

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