NHKクローズアップ現代「急増 代理出産」。代理出産は正義なのか悪なのか?

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先日、タイで日本人男性が多くの子どもを代理出産させた問題以来「代理出産」という言葉が話題になっている。


「タイ代理出産、男性はタイ訪問し事情聴取に応じる意向」 News i - TBSの動画ニュースサイト

そもそも「代理出産」というのはアメリカで40年ほど前から、子どもが産めない夫婦のために行われたものだという。

養子縁組ではなく、なぜ今「代理出産」なのだろうか?

そして「代理出産」に伴うトラブルというのも続出しているという。

そこまでしても「代理出産」にこだわる理由というのは、何だろうか?

やはり自分の子どものほうが愛情があるという意見

どうしても子どもがいない夫婦にとって、自分たちの子どもができることは報酬を出してでも欲しいということなのだろう。

その心に対しては「良い」「悪い」と思うことは少ないと思う。

やはり子どもを持つことを悲願と思っている人たちがそれだけ多いのである。

ただそれを「代理出産」という手法を使ってやるべきなのだろうか?

養子縁組とは違い「代理出産」は出産というリスクを背負います。

そして妊娠中に複雑な心境が絡み合い、代理母と依頼主との対立という可能性もあります。

しかしそれでも「代理出産」という方法を選択している人が増えているのです。

そのどうしても子どもが欲しいと思う心を「悪」と思う人は少ないでしょう。

途上国で「代理出産」させて買うビジネス

ここで問題となるのは、貧しい途上国の女性を使った「代理出産」ビジネスです。

貧困に苦しむ中、安易に「代理出産」という仕事を選び収入を得ようとする途上国の女性、そして子どもが欲しい日本の依頼主。

その間をうまく利用して莫大な報酬を得ようとする「代理出産」ビジネス業者。

ここで「悪」と言えるのは間違いなく「代理出産」ビジネス業者でしょう。

明らかに両者の悩みにつけ込んだビジネスであり、そもそも日本では合法化されていない「代理出産」を勧めるなど到底まともな神経の持ち主ではありません。

要するにただひたすらに金が欲しいだけであって、「代理出産」後のサポートなど考えているわけがありません。

現時点で「いい業者」なんて存在しないと思ってもいいでしょう。

それでも「子どもが欲しい」という親を止めることが果たしてできるのか?

たとえ業者が悪質であっても、寸分の確率に賭けて子どもが欲しいという親を取り締まっていいのか悩ましいところです。

下手をすれば「代理出産」ビジネス業者は非合法組織などの闇ビジネスかもしれません。

非合法組織に資金荷担してしまうということにもなります。

そしてそのお金は一般人を苦しめることへの資金源になるかもしれません。

間接的に犯罪に荷担しているようなことにも、なりかねません。

その意味を追えば、「代理出産」を依頼することは「悪」となってしまう可能性があります。

ただ「悪」に資金を提供することになるであろうとも、子どもが欲しいという気持ちが勝る親は多いでしょう。

多くの発展途上国の女性が苦しむことを承知の上で「代理出産」を依頼してしまう気持ち。

どこまでが「悪」でどこまでが「正義」であるかが、視点次第ではわからなくなってしまいます。

早く国は「代理出産」について解答を出すべき

おそらくこのまま放置をしておくと次々と「代理出産」を選択する人は増えるでしょう。

そしてそれに伴いトラブルも増加することになると思います。

これらを防ぐためにも国は早く「代理出産」に関する法制度を完備すべきだと思います。

国内での「代理出産」を認めるのか?それとも「代理出産」制度自体を認めないとするのか?

早急な議論と対応が必要になるのは間違いないでしょう。