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あえて考えてみるブラック企業側の言い分

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4月に入ったわけですが、もうすでに会社に見切りを付けて退職をしている新卒者も多いのではないでしょうか。

説明会とは全然違う実態に絶望をしたり、通勤ラッシュの苦しさに耐えることができなかったり、今後40年もこの生活をしないといけないのかと思ったりしてしまうこともあるでしょう。

 

正直なところ「逃げた」と思われても仕方が無いです。

期待を裏切ったといっても過言ではないでしょう。

でも自分の精神を守るための防衛本能が働いたということなのかもしれません。

 

企業側がブラック企業体質なのかもしれません。

あえてブラック企業の立場に考えて物事を考えてみようかと思っています。

 

ブラック企業がブラックになってしまうこととは

ブラック企業といわれる企業は、だいたいのところ「エース社員」を求めているところが多いのではないのかなと思います。

何でもこなしてくれる社員、そしてできれば低賃金で・・・。

それを一般の人たちに求めてくるあまり、過労死などの悲惨な出来事が起きるのではないでしょうか。

 

会社側から言うと、せっかく求人に費用をかけたのだからその分を取り戻したいと考えていたりします。

求人費用だって馬鹿にはならないのです。

金だけじゃなく時間や手間もかかったりしてしまいます。

 

だからこそ理想的な社員というイメージがどんどん高まってしまって、ついついスーパーマンを見つけようとします。

そして偶然にもそれっぽい人をスーパーマンだと勘違いしてしまうわけです。

なんでもできるだろうと思い、仕事を次々とやらせてしまうわけです。

 

固定費用をなるべくセーブしたい思い

賃金が安いのも固定費用を抑えたいという思いからです。

企業側だって賃金を上げることができれば上げたいのですが、それは商品の値上げとリンクしてしまいなかなか容易ではありません。

お客さんの側は「安くしろ、安くしろ」と厳しい要求を出してきます。

だから支払えるお金には限界があるのです。

 

顧客サービスを優遇するあまり、ついつい社員の賃金が安くなってしまいます。

できれば毎年の賃金の上昇だって抑えたいのです。

そうしていかないと会社としてうまく成り立たない構造なのです。

本来なら顧客にも値上げを要求しなくてはいけないのですが、各社とも生存競争で生き残ることが精一杯なのです。

 

だから残業や低賃金という問題が起きてきます。

もしかしたらブラック企業問題というのは、消費者側もその一端を担っている可能性も出てきます。

「安くしろ!」という言葉によって傷つく人たちが出てくる可能性があるわけです。

 

ブラック企業は無くなるのか?

法改正などでブラック企業を無くしていこうという動きはあります。

ですがワタシはそれには悲観的な印象があります。

 

顧客側が値上げを認め、かつ政府のセーフティーネットがうまく動作しないとダメなのではないでしょうか。

そして企業側もスーパーマン的社員がいるという幻想を捨てるということも必要でしょう。

しかしそれも「思い」であり、なかなかうまく幻想を消すことはできないと思います。

 

すなわちブラック企業は無くなることは、ないと予想されます。

しかしブラック企業であるという情報が駆け巡る早さはネットを通じて早まっています。

だから今後はブラック企業で働く人というのは減る方向になることでしょう。

 

運悪くブラック企業に就職してしまい、4月早々に退職した人たちにとって今後の生活は決して楽ではありません。

「すぐに会社をやめる奴」「根性がない」などという偏見を持たれることになるでしょう。

でも諦めないで日々自分を磨き続けることしか、その偏見を払拭することはできないと思います。

厳しい茨の道ですが、その道を突き進むしかないのです。

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